古くから縁起が良いとされる吉祥文様は、身に付けたり、飾ったりすることでお守りや厄除けの意味を持つともいわれます。日々のくらしを大切に繕うお裁縫箱は、使い手に幸運を呼ぶような品としたい。そんな思いから、吉祥文様と名入れの組み合わせでデザインしました。

■文様にのせて想いを届ける
デザインのベースとなる伝統文様は、意味や願いが込められた縁起を担ぐ吉祥文様と言われるもの。贈る相手やシーン、想いにぴったりなデザインを選べるように、伝統文様を組み合わせて現代のニーズに沿った新しい価値を生み出します。

【花入り斜格子】
格子の枡目は魔物を見張るといわれ、魔除けの意味をもちます。これに可愛い梅の花を組み合わせました。梅は冬の終わりを告げるようにどの花よりも早く咲くことから、逆境に耐える力を与えるとされます。
【四葉】
幸福のシンボルとされる四葉のまわりに、雲斎といわれる大空の空気を表す文様が散りばめられています。自然な流れの中で、おおらかにすくすくと育つような文様です。
【七宝】
どちらの方向にも円が限りなく伸びていくことから、平和や円満がずっとつづくという意味の縁起のいい文様です。平安時代には宮廷や貴族の衣類にも用いられていたようです。

■天正三年創業　針ひとすじ「目細八郎兵衛商店」がつくる裁縫箱
裁縫箱は金沢で440年針を造り続けている目細八郎兵衛商店が製造。加賀藩主から「めぼそ」を針の名前として頂戴し歴史を歩んできた針は、目穴に糸を通しやすく針仕事が進みます。小さいけれど使い手のことを考えた機能的な裁縫箱です。

■生活になじむ新しい和柄
伝統文様の和の要素に親和性の高い北欧テイストを加えた、暮らしを豊かにするデザインがコンセプト。古来から受け継がれてきた文様が、現代のライフスタイルに取り入れやすくデザインされています。

■印刷会社だからこそのクオリティ
印刷を担当する東洋美術印刷は、美術印刷を得意とし美しい色を再現できるよう職人が調整を重ねています。品質管理に関しては、ISO9001認証を取得。徹底した品質管理体制の維持・ 改善に努めています。

■親子お揃いで思い入れを重ねる
chibito×文様百趣のシリーズは、親子お揃いで吉祥模様を使えるのがコンセプト。親が子を思う「へその緒ケース」や「乳歯ケース」などの成長祝いの品とお揃いのデザインで、親も日常使いできるアイテムをラインナップしています。

【スペック】
サイズ 本体サイズ：約60×53×21mm
材質：〈桐箱〉天然桐材
内容 針山、糸切り鋏、針（5種類×2本）、糸（白、黒）